星戴彼我

プロローグ

 

 先生、今日は萩の酒ですよ。ああ、下戸でしたね。まあ、僕もそんなに強くはないんですけど。

 先生、冷えてきましたね。寒くはないですか? 僕はどうも冬が苦手で。

 先生、せんっ、ッ――げほ、ごぼッ。……失礼を。いや、参りました。血を吐くたびに心が折れそうになります。

 
 
 先生、先生、松陰先生。

 
 

 ……………………返事してくださいよ、先生。






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